目の前の仕事はやりきらないと・・・。
この仕事は自分がやらないと・・・。
自分が休んだらこの仕事やる人いないから・・・。
こんなセリフをよく使っていたのが1年前の自分です。
その結果、適応障害になりました。1か月の病休後、復帰して気づいたこと。それは、
自分がいなくても仕事は回る
ということです。
この経験から、完璧にやろうとする気持ちが薄れました。
いい意味で自分に期待しすぎないようになったからです。
そんな完璧主義をなくすために普段活用している言葉を紹介します。
言葉その1:変えられるのは自分だけ
結局のところ、どんなに努力しても変えることができるのは自分だけだと気づきました。
目の前の子ども、同僚、上司などなど、たくさんの人と接するのが教師です。
自分ががんばれば、自分が全力を尽くせばきっと相手の何か変わるはず。
変わりません!
仮に相手が変わったように見えるのは、相手が変わることを決意したからです。
それを知らないと、相手が変わらないのは、自分の頑張りが足りないからだと自分を責めはじめます。
これが心の病の入り口です。
いい意味であきらめましょう。
変えられるのは自分だけ。そう口にすると、自分のコントロールできることに集中できます。
言葉その2:8割主義
パレードの法則をご存知ですか?
様々な分野で用いられていますが、私が仕事に当てはめている解釈はこうです。
8割の成果までの労力より、残りの2割の成果を達成する労力は大きい。
学級のこと、様々な雑務のことを完璧を目指して頑張ります。
ただ、完璧にはなりえません。どんなに頑張ってもせいぜい8割です。
SNSを見れば、100点をとっただの、達成率100%だのすごい成果がならんでいます。
それを見るたびにへこみました。
でも、どんなに頑張っても8割だという、8割主義という言葉を知ってから楽になりました。
これ以降、どんな時でも8割とれればいいと割り切って仕事をしています。
言葉その3:今はできません。
真面目な人は他人の期待に全力で答えようとします。
1年前、コロナで大変な状況の中、体育大会を行いました。
当時私は6年生担任。
誰も経験のない体育大会のため、綿密に計画を練って臨みました。
開催は10月。8月から上司とも話し合いを重ね進めてきました。
ところが、本番が近付くにつれて、
「○○はできないか?」
「こういうこともやればいいのではないか?」
「これもやろう、あれもやろう。」
などなど、外野からたくさんの要求が飛んできました。
どれもこれも思いつきです。
私は全てを形にしようとしました。
今はできませんと言えなかったのです。
その結果、心を壊しました。
別に形にしなくてもよかったのです。
できないものは出来ない。
今はできませんと一言言いさえすればよかったのです。
今は出来ませんとは、決して無責任な言葉ではありません。
自分の限界値を相手に伝える言葉です。
今は、はっきり伝えるようにしています。
まとめ
今回は、完璧主義をやめるための言葉を3つ紹介しました。
- 変えられるのは自分だけ
- 8割主義
- 今は出来ません
完璧主義は本当につらいです。
自分だけでなく相手にも完璧を求めるからです。
今でも完璧主義の部分がありますが、前よりはましになりました。
これを読んだ方の何かの参考になれば幸いです。
以上、かたつむりでした。
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